2010年04月08日

GIMPを使ったL版の証明写真の作り方

自宅のプリンターがインク切れなどで使えない時に、自分で証明写真ファイルを作り、それを町のプリントサービス屋さんで、L版写真としての出力方法を説明します。

取り合えずは何も考えないで適当に作った写真は解像度が悪く、出来上がりが汚なく使える品質にありませんでした。  それでネットで正しい作り方を探しましたが見つけることが出来きませんでした。 それで独自に試行錯誤してできるようになりました。 その方法のポイントだけをまとめました。

要点だけですが、参考になればと思います。
個別の細かな点はネットでいろいろとありますので、お手数ですが、そちらを参考にして下さい。


●証明写真サイズ 縦30ミリ、横25ミリとします。
●用紙はL版写真用紙とします。 89ミリ*127ミリ

◎町のプリンタ屋さんには写真のファイルだけを渡して後は、お任せとなりますので、プリント時の細かなサイズ調整は期待できません。
それで、一番のコツは、いかに仕上がりでの証明写真の指定サイズを作ることができるかの1点に掛かってきます。 

◎その為の重要なポイントは3点だけです。

.元写真から証明写真の指定サイズの比率で切り出し(トリミング)をします。

2.GIMPの解像度を 300/inch に変更
  初期値では 75/inch なので 縮小加工したときに解像度が保てません。

3.実際のL版写真用紙の3倍のキャンパスサイズとします。
そのキャンパスに証明書写真も3倍のサイズで「拡大・縮小ツール」と使い配置します。




◎もう少し具体的には

1. 証明写真の指定サイズの比率で切り出し(トリミング)
  私は Vix を使って切り出しております。
  「縦横比を固定」がありますので、そこで、指定の縦横比を設定します。


トリミング.jpg


2.GIMPの解像度は
  「編集」の「環境設定」の水平解像度と垂直解像度を300/inchに変更します

解像度set.jpg


3.「ファイル」の「新しい画像」で 最初に キャンパスサイズを設定します。

  L版写真用紙(127mm * 89mm)の3倍で: 4500 pic * 3153pic

  ここでも解像度を確保する為に3倍の大きさとしています。

  計算式は : 幅 127mm * 3倍 * 300pic / 25.4(mm/inch) = 4500
        高さ 89mm * 3倍 * 300pic / 25.4(mm/inch) = 3153             

注)Versioin 2.6.6 では キャンパスサイズの変更値の保持ができませんでした。 
Versioin 2.6.8 では それが直っていて大丈夫でした。

キャンパス1.jpg


4.原版の証明書写真のファイルを「レイヤとして開く」で開き、それを「拡大・縮小ツール」を使って3倍のサイズで配置します。
  設定のピクセルは  886 * 1063 となります。

  計算式はキャンパスの設定と同じくようになります。

  計算式は : 幅  25mm * 3倍 * 300pic / 25.4(mm/inch) = 886
        高さ 30mm * 3倍 * 300pic / 25.4(mm/inch) = 1063

これで、L版写真用紙と同じ比率のキャンパスに、3倍の大きさで証明写真が指定されたサイズ(20mm*30mm)で配置できました。

もし指定の証明写真サイズが違う場合には上の計算式で指定の幅と高さでピクセル数を修正して下さい。


拡大縮小.jpg


5.複数枚の証明写真が必要であれば、3倍のサイズで配置して証明写真を選択して「コピー」−>「貼り付け」を繰り返すことでできます。 私の場合は十分な余白を持って3行3列で9枚の証明写真を配置しました。 

GIMPでは「貼り付け」を行うと毎回「フローティング選択範囲」が仮のレイヤーとして出来ます。 それを「レイヤーの追加」を実行して新規レイヤーとして登録します。 その新しいレイヤーでは、「移動ツール」で位置を変更できます。
9個のレイヤーを作るのは煩雑ですので、3つ出来た時点でそれらを「下のレイヤーとして結合」して3個の1列を作ります。 次はそれらを「コピー」「貼り付け」を3回して9個の写真の配置を行います。


フローティング1.jpg


フローティング2.jpg

3行3列の9個の証明写真の完成です。
L版写真サイズの3倍の大きさでの原版ファイルとなります。
実際にはプリントサービス屋さんで僅かに縮小率が大きくなったようで、幅、高さともに出来上がりは0.5mmほど小さくなりましたが、実用上問題はありませんでした。 

証明写真完成.jpg


以上
参考になれば幸いです。


★補足説明 2010/04/09
町のプリント屋さんのプリンターをネットで調べると昇華型プリンターが使われており、その解像度は300ドットから500ドット/インチらしいです。

その解像度から元にL版プリント時に解像度を保持するには、例えば証明写真の幅が25mmであれば、キャンバスに貼り付けた証明写真の幅が、295ピクセル以上あれば綺麗に出力できます。

 25mm * 300pic /25.4(inch換算) = 295 ピクセル

本文中の説明では、キャンバスサイズをL版写真用紙の3倍相当として作りましたが、プリント出力する証明写真の横幅に295ピクセル以上の画素数があれば、キャンパスサイズはL版写真用紙の等倍でも構いません。 それが2倍であれば590(295*2)ピクセル数以上、3倍であれば885(295*3)ピクセル数以上あれば、十分な品質でプリントが出来ると考えております。

本文中の説明の中では、GIMPの縮小による影響があったとしても少し大き目にしておけば、間違いが無いだろうと思って3倍にしただけです。

キャンパスサイズがどうして3倍であるのか、たぶん上手く伝えることができていないと思いましたので、今回の補足説明としました。


以上です。
posted by snowhop at 19:57| Comment(0) | PC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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